Q.
推敲で「抽象的な表現を具体化する」例として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は D です。抽象語の具体化とは、「効率的に」「しっかり」のような曖昧な言葉を、観察できる行動や数量・事実に置き換えることです。「効率的に進めます」を「作業時間を週2時間短縮する手順で進めます」とすれば、読み手は何が起きるかを具体的に理解できます。推敲では、こうした言い換えで内容を明確にします。
ポイント
具体化の核心は「曖昧語を観察可能な事実・行動に置き換える」ことです。「しっかり」「より一層」(A・C)を足しても抽象度は変わりません。「努めてまいります」(B)も曖昧なままです。修飾語を盛るのではなく、中身を測れる表現にするのが具体化だと押さえましょう。
ワンポイントアドバイス
文章に「効率的」「適切」「しっかり」などの言葉を見つけたら、「具体的には何をするのか」を自分に問い直してみましょう。答えを数量や行動で書き直すと、説得力のある文になります。曖昧語を見つけて中身に置き換える、これが具体化の実践です。
解説詳細
具体化は曖昧語を事実に置き換える
抽象語の具体化は、「効率的に」「しっかり」「適切に」といった、人によって解釈が分かれる曖昧な言葉を、観察できる行動や測れる数量・事実に置き換える作業です。「効率的に進めます」を「作業時間を週2時間短縮する手順で進めます」と直せば、読み手は具体的に何が起きるかを理解でき、内容の説得力が増します。
ほかの選択肢が誤りである理由
Aの「しっかり対応します」は、抽象語「しっかり」を足しただけで、何をするかは依然として曖昧です。Bの「改善に努めてまいります」も、努力姿勢を述べるだけで具体的な中身がありません。Cの「より一層効率的に」は修飾語を強めただけで、抽象度は下がっていません。観察可能な事実に置き換えたDだけが具体化の例です。