MASTER / GROWTH MINDSET

「自分には向いていない」と思ったとき、何を変える?

「センスがない」「何度やっても苦手だ」と感じたとき、能力を決めつけずに、何ができなかったのか、何を変えれば改善できるのかを考える方法を、仕事の例と演習で学びます。

約15分入門演習 3問講義をはじめる

※ プレゼン資料や会議の場面は、説明のための架空の事例です。

この講義でできるようになること

  • 固定的な捉え方と、成長の可能性を重視する捉え方を区別できる
  • 「苦手」「向いていない」という感覚を、何ができなかったか・何を変えられるかに分解できる
  • 次に試す小さな行動を一つ決められる

前提知識

特になし。はじめての人でも学べます。

セルフマネジメントフィードバック・対話

00:00 / 08:54

1第1章「向いていない」と思ったとき

Space 再生/停止・← → 10秒移動・N / P で章を移動・C で字幕。右の「文字で読む」で、話している内容を文字で追えます。

演習:手を動かして確かめる

講義を見終えたら取り組みましょう。入力した内容はこの画面の中で使うだけで、どこにも送信されません。

問題 1 / 3

この講座でいう「成長マインドセット」に最も近いものは?

選択肢

「向いていない」を分解する確認リスト

  • できなかったことを、人格や才能ではなく、観察できる行動で書いたか
  • その理由について、事実として分かっていることと推測を分けたか
  • 知識・構成・経験・条件のうち、何が足りないのかを考えたか
  • 次に試す小さな行動を一つ決めたか
  • 同じ方法で改善しないときは、方法を見直す・人に聞く・条件を相談することも考えたか
次の講座失敗したあと、仕事ができる人は何を振り返る?

次に学ぶなら

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第1章 「向いていない」と思ったとき

あなたは上司から初めてプレゼン資料の作成を任されました 時間をかけて仕上げましたが 上司から何を伝えたい資料なのか分かりにくいと言われました あなたなら何を考えるでしょうか 自分には資料作成のセンスがない やっぱり向いていないんだ それとも今回の資料は分かりにくかった 何を変えれば伝わるようになるだろう 同じ出来事でもその後の行動は大きく変わります 最初の考え方では能力がないことを確かめる出来事になってしまいます 2つ目の考え方では改善するための情報になります 今日のテーマは成長マインドセットです 大切なのは何でもポジティブに考えることではありません 今できないこととこれからもできないことを同じだと決めつけないことです 成長マインドセットとは能力やスキルには学習や経験 適切な方法周囲の支援によって伸ばせる部分があると考える姿勢です 対照的な考え方として固定マインドセットがあります これは能力は生まれつき決まっていてあまり変わらないと捉える考え方です 例えば人前で説明するのが苦手な時 自分は話すのが苦手な人間だから練習しても意味がないと考えると 方法を探すことも助言をもらうことも減るかもしれません 一方今の自分は説明の構成を作るのが苦手だ 構成を学んで練習すれば改善できる部分があるかもしれない と考えると試せることが見えます ただし努力さえすれば誰でも何にでもなれる という意味ではありません 経験環境得意不得意があり努力しても思うような結果が出ないこ ともあります 大切なのは変えられる部分を探し方法を選び結果を確かめるという考え方です 人は常にどち らか一方のマインドセットを持っているわけでもありません 得意な仕事では成長できると思えても 苦手な仕事では能力が固定されているように感じることもあります

第2章 「まだできない」を分解する

成長を考える上で役に立つ言葉があります それはまだです 説明できないをまだ説明できないと言い換えるだけでも 将来に改善の余地があることを思い出せます ただしまだをつけるだけで仕事ができるようになるわけではありません 本当に必要なのはその先です 例えばまだ説明がうまくできない なら何が足りないのでしょうか 商品知識が足りないのか 話す順番を決められないのか 練習する機会が少ないのか 相手が何を知りたいか把握できていないのか あるいは準備時間が極端に短いなど 自分だけでは変えられない条件があるのかもしれません 知識が不足しているなら調べる 構成が苦手なら手本を使う 経験不足なら短い説明を繰り返す 条件に問題があるなら上司と調整する 大きなできないを具体的な次に試せることに変えましょう ここで最近苦手だ向いていない自分には無理だと感じた仕事を一つ選んでください 会議で発言できなかった資料に時間がかかった 質問に答えられなかったなど小さな出来事で 構いません 1つ目 実際に何ができなかったのでしょうか 2つ目 その理由について事実として分かっていることは何でしょうか 3つ目 次に試せる小さな行動は何でしょうか 例えば自分は説明が下手ではなく 今日の会議では結論を伝える前に話が長くなった 理由は説明の順番を事前に考えていなかった 次の行動は次回は結論、理由、依頼を三行でメモしてから話す できなかったことを人格や才能の評価にせず 変えられる行動として表現してください 一旦動画を止めて書いてみましょう 一度試してうまくいかなかったらまた向いていないと思うことがあります プレゼンの練習を10回したのに上司の評価が変わらなかった そこで同じ方法を50回繰り返しても改善しないかもしれません まず何が改善していないか確認します スピードか資料の情報量か結論の分かりやすさか 上司に特に分かりにくかった部分はどこですかと質問する 評価の高い資料を見せてもらう 短い説明を同僚に聞いてもらう 方法を見直すことも成長するための行動です 自分で変えられることを試し それでも難しいときは支援や条件の変更も考える 成長とは同じ方法で無理を続けることではありません

第3章 まとめ:明日から使う三つの問い

今日の内容を3つの問いにまとめます 1つ目、できなかったのは具体的に何か 2つ目、何を変えれば改善する可能性があるか 3つ目、次にどんな小さな方法を試すか すぐに答えが見つからなければ相談してもかまいません 自分を責め続けることも無理に前向きになることも成長の条件ではありません 今の状態を正確に見て改善できることを一つ見つけましょう 最後に今苦手だと感じている仕事について 次の1週間で何を試すか決めてください その行動が実行できたかどんな結果だったか後から確認できる形で残しましょう 次の講座では失敗した経験をどう分析して学習材料にするかを学びます