MASTER / GOAL SETTING

目標と願望は何が違う?

願望・目標・行動の違いを実例とワークで学びます。「もっと成長したい」という願いを否定せず、自分で動かせる行動とつなげながら、期限・場面・達成した状態・確認方法のある目標の原案へ具体化します。

約15分入門演習 2問講義をはじめる

※ 佐藤さんの事例や会議の場面は、説明のための架空の事例です。数字も一例で、達成を保証するものではありません。

この講義でできるようになること

  • 願望・目標・行動の役割を区別できる
  • 自分が変えられる行動と、他人や環境の影響を受ける結果を分けられる
  • 願望を、期限・場面・達成した状態・確認方法のある目標の原案へ言い換えられる

前提知識

特になし。はじめての人でも学べます。

キャリア設計学習計画・習慣化

00:00 / 08:45

1第1章「もっと成長したい」は目標?

Space 再生/停止・← → 10秒移動・N / P で章を移動・C で字幕。右の「文字で読む」で、話している内容を文字で追えます。

演習:手を動かして確かめる

講義を見終えたら取り組みましょう。入力した内容はこの画面の中で使うだけで、どこにも送信されません。

問題 1 / 2
立派な言葉でなくて大丈夫です。最近「こうなれたらいいな」と思ったことを1つ思い浮かべてください。 まだ具体的な目標にできなくても構いません。まずは願いの背景を見てみましょう。

願望・大切な理由・変わる場面を書き出しましょう。

目標の原案の確認リスト

  • 願望を1つ書き、それが大切な理由と、変わる場面を言葉にしたか
  • 「いつまでに」を、まずは2週間〜1か月程度の近い期間で決めたか
  • どの場面で、どんな状態になっていれば達成と言えるかを書いたか
  • 記録・成果物・実際の行動・具体的なフィードバックなど、確認する方法を決めたか
  • 結果の目標だけでなく、自分で実行を選べる行動とつながっているか
  • 数字を入れた場合、今の仕事や生活の現実に合っているか
次の講座良い目標の立て方
テキストで読む(文字起こし)

第1章 「もっと成長したい」は目標?

半年後にはもっと仕事ができるようになりたい 会議でも自信を持って発言できるようになりたい そう考えたことはないでしょうか では半年が経った時 何を見ればできるようになったと判断できるでしょう 上司に褒められた回数でしょうか 緊張しなくなった感覚でしょうか もちろんこうした願いに価値がないわけではありません 願望は動き出すための大切な出発点です でも願望だけでは明日何をすればよいか決まりません この講座では願望を否定せず行動と振り返りにつながる形へ変えていきます 3つの言葉を分けてみましょう 願望は望んでいる状態です 伝わる話し方を身につけたいという気持ち 目標は一定の期間の中で実現したい状態を 確かめられるように表したものです 例えば4週間後までに週1回の定例会議で 結論と根拠を1分以内に説明できるようになる 行動はそこに近づくための具体的な取り組みです 会議の前日に結論と根拠をメモする 会議の後に分かりにくかった点を一つ確認する 願望は方角、目標は到達地点、行動は次の一歩です 3つは競争するものではありません つながって初めて使える計画になります

第2章 自分で動かせることとつなぐ

目標を立てるときにもう一つ確認したい点があります その状態は自分の行動でどれくらい変えられるでしょうか 全員から高く評価されるは相手の感じ方に左右されます 一方毎週の会議で事前に要点を準備するは自分で実行を選べます 前者のような結果の目標が悪いわけではありません ただし結果だけを追うと思うように評価されないときに打ち手が見えなくなります 結果の目標に取り組みを管理できる行動の指標を組み合わせましょう 努力すれば結果が必ず出るという意味ではありません 自分で変えられる部分は何かを見つけるためです 佐藤さんの説明がうまくなりたいを考えてみましょう まずどんな場面で困っているのでしょうか 定例会議で報告が長くなり相手から結局どうなっているのと聞き返される 次にどう変わったら助かるでしょうか 進捗と問題点次の対応を短く整理して伝えられる 最後にその状態をどう確かめるでしょうか 報告のメモを作れたか必要な3点を伝えられたか 会議後に確認できます このように漠然とした能力の言葉を 具体的な場面に置き直します 1分という数字は万能の正解ではありません 仕事の難しさや会議の目的に合わせて 挑戦して構いません 大切なのは達成の姿を自分で想像できることです

第3章 自分の目標の原案をつくる

ここからはあなた自身の目標を考えます 最近こうなれたらいいなと思ったことを一つ書いてください 立派な言葉でなくて大丈夫です 次にそれが大切だと思う理由を考えましょう 周囲に認められたいでも仕事の不安を減らしたいでも構いません 最後にその願いが実現したらどんな場面が変わるのかを一つ挙げます 会議なのか資料作成なのか勉強の時間なのか まだ具体的な目標にできなくても構いません まずは願いの背景を見てみましょう 書いた願望を少しだけ具体的にします いつまでにを決めましょう 初めてならまず2週間から1ヶ月程度の近い期間に区切ってもかまいません 次にどの場面で 仕事や学びのどんな場面で使う力なのか さらにどの状態なら 他の人が見てもある程度分かる姿にできるでしょうか 最後に何で確認するか 記録、成果物、実際の行動 相手からの具体的なフィードバックなどが考えられます すべて数字にする必要はありません 例えば報告前に結論、理由、依頼を整理できたというチェックも観察できる基準です 今書くのは完成版ではありません 次の講座で実現可能性や優先順位を確かめながら磨きます

第4章 数字の落とし穴とまとめ

数字を入れると目標は急に立派に見えます しかし数字があれば良いわけではありません 毎日3時間学ぶと決めても今の生活では30分も確保しづらいかもしれません 売上を2倍にするは魅力的でも担当範囲や市場の状況で左右されます 数字は目的ではなく変化を確かめる道具です 自分を追い込むために使わないでください 目標は仕事や生活の現実に合わせて設計するものです 今日のポイントは3つです 願望は目指す方向を教えてくれる 目標は期限と達成したい状態を明らかにする そして自分で動かせる行動とつなげることで前に進めるようになる 今日作った目標はまだ仮のもので十分です 次の講座では分かりやすいけれど無理がある目標や 達成しても意味が薄い目標を避けながら 自分に合う目標へ整えていきます