AI画像編集入門|AIの背景除去でスマホ写真を資料に使える1枚にする | マナビズ

AI画像編集入門|AIの背景除去でスマホ写真を資料に使える1枚にする

AI画像編集入門|AIの背景除去でスマホ写真を資料に使える1枚にする

「背景だけ消したいのに、やり方がわからない」——AI 画像編集で背景除去ができると、スマホで撮った写真はぐっと使いやすくなります。撮った商品写真をそのまま資料に貼ったら、後ろのごちゃついた棚のせいで急に素人っぽく見えてしまった。直したいけれど Photoshop は難しそうで手が出ない。実はそれ、専門ソフトを覚えなくても、AI で数手で直せます。

最初に、この講座の範囲をはっきりさせます。「AI で画像を」と聞くと、つい「ことばを打ち込んで新しい絵をゼロから作る」ことを思い浮かべがちですが、本講座が扱うのはその逆。いま手元にある1枚の写真を、使える状態に“直して整える”ことだけに絞ります。

ですので、住み分けを先に宣言します。ことばで素材画像をゼロから作りたいときは画像生成AI入門へ。テンプレートと AI で整った完成物(スライドや SNS 画像)に仕上げたいときはCanva AI活用入門へ。生成 AI の仕組みや著作権・肖像権の判断軸はAI活用の基礎へ。加工した画像を資料の中でどう配置するか(余白や揃え)は資料デザインの基本へ。これらの深掘りには本講座では踏み込みません。

この講座を終えると、代表的な編集(背景除去・不要物除去・明るさ/サイズ調整)の使い分けを説明でき、手元の写真1枚を AI で背景除去し、明るさとサイズを整えて、資料や SNS にそのまま貼れる「使える1枚」を作成できるようになります。

全章で追うのは、次の場面です。あなたは、スマホで撮った商品写真を1枚持っています。被写体は商品ですが、後ろに雑然とした机や棚が写り込み、このままでは資料に貼れない。この1枚の背景を消し、明るさとサイズを整えて、資料に貼れる「使える1枚」に仕上げる——この糸を全章で追います。覚えて帰る型は、これだけです。直す(背景除去)→ 整える(明るさ・サイズ)→ 書き出す(貼る先に合わせる)。なお機能名やボタンの呼び方、無料で使える範囲はツールや時期で変わるため、本講座は特定ツールに固定せず共通の「機能」で説明し、具体名は「(例)」にとどめます。

この講座のポイント

  • AI による画像編集とは何か(撮影後に写真を“直す”工程)と、代表的な編集(背景除去・不要物除去・明るさ/サイズ調整)の使い分けを、自分の言葉で説明できる。
  • 手元の写真1枚を AI ツールで背景除去できる。被写体だけを残し、不自然なフチが出にくい状態にする。
  • 背景除去した画像の明るさ・サイズを整え、資料や SNS にそのまま貼れる「使える1枚」を作成できる。

AI 画像編集 背景除去とは何か——代表的な3つの編集を知る

この章のゴール

AI による画像編集とは何か(撮影後に写真を“直す”工程)と、代表的な編集(背景除去・不要物除去・明るさ/サイズ調整)の使い分けを、自分の言葉で説明できる。

AI 画像編集は「ゼロから作る」のではなく「いまの写真を直す」こと

AI 画像編集とは、ことばから新しい絵をゼロから生み出すことではなく、すでに撮った・手元にある写真を、使える状態に直す工程です。共通例なら、あなたが撮った商品写真という「もう存在する1枚」が出発点になります。

この区別が大事なのは、やることがまったく変わるからです。撮った写真が手元にあるなら直す(=本講座)、写真が無くてゼロから絵が欲しいなら作る(=画像生成AI入門)。本講座は「直したい1枚がある」前提で進みます。

AI が得意な代表的な3つの編集——背景除去・不要物除去・明るさ/サイズ調整

AI が直してくれる代表的な編集は、次の3つです。

1つめは背景除去です。被写体(商品や人)の輪郭を AI が見分けて背景を消し、被写体だけを残します。公式でも、ツールが自動的に被写体を識別し背景を消して「きれいな切り抜き」を作る、とされています(出典:Adobe Express ヘルプ「Remove background from images」)。共通例なら、後ろの棚を消して商品だけを残す編集です。

2つめは不要物除去です。写真に写り込んだ余計な人や物を消します。公式にも、生成 AI で「画像から不要なオブジェクトや気を散らす要素」を削除できる、とあります(出典:Adobe Express ヘルプ「Remove objects with generative AI」)。

3つめは明るさ・サイズ調整です。暗い写真を明るくしたり、大きすぎる画像を貼り先に合うサイズに変えたりします。明るさやコントラストはスライダーで補正でき(出典:Adobe(Photoshop Express)ユーザーガイド「Transform your photos using Adjustment tools」)、サイズは縦横比のプリセットや幅・高さの指定で変えられます(出典:Adobe Express ヘルプ「Resize images using Quick actions」)。この3つを知っておくと、「この写真のどこが気に入らないのか」を編集の名前で言えるようになります。

直す前に「何が邪魔か」を1つに絞る

つまずきを1つ先に潰します。よくある失敗は、1枚の写真にあれもこれも加工して、かえって不自然にしてしまうことです。背景を消し、人も消し、明るさも彩度も上げ……とやりすぎると、もとの写真からかけ離れた嘘っぽい1枚になります。

コツは、編集に入る前に「この写真は何がいちばん邪魔か」を1つに絞ることです。共通例なら邪魔は「ごちゃついた背景」。だから最初は背景除去だ、と決めてから手を動かします。邪魔が「写り込んだ人」なら不要物除去、「暗さや大きさ」なら明るさ/サイズ調整、と邪魔の正体に合う編集を1つ選ぶ。これが直すときの最初の一歩です。なお、AI を使うときの著作権や肖像権など全般の注意はAI活用の基礎が正本なので、人物が写る写真を扱うときはそちらも確認してください。

この章の確認(演習)

手元にある写真を1枚、思い浮かべてください。それを「使える1枚」にするなら、背景除去・不要物除去・明るさ/サイズ調整の3つのうち、まずどれで直したいですか。1つ選び、なぜそれか(何がいちばん邪魔なのか)を一言添えてください。

背景を除去して被写体だけを残す

この章のゴール

手元の写真1枚を AI ツールで背景除去できる。被写体だけを残し、不自然なフチが出にくい状態にする。

背景除去は AI が被写体を見分けて数手で消す

いよいよ共通例の商品写真の背景を消します。やることは想像よりずっと簡単で、画像を読み込ませて背景除去の機能(例:「背景を削除」)を選ぶだけ。AI が自動で被写体を見分け、背景を消して、商品だけが残った状態を作ってくれます(出典:Adobe Express ヘルプ「Remove background from images」)。消しすぎたり思った結果と違ったりしても、多くのツールでは同じ操作をもう一度選べば元に戻せる(出典:同)ので、失敗を恐れず何度でも試して構いません。

うまくいくのは「被写体と背景の境目がはっきりした写真」

背景除去は便利ですが、どんな写真でも完璧にいくわけではありません。公式も「細部や、被写体と背景のコントラストが低い領域まで削ってしまうことがある」と注意しています(出典:Adobe Express ヘルプ「Remove background from images」)。白い商品を白っぽい机で撮ると境目が見分けにくく、フチが汚くなりがちです。

ですから、背景除去がうまくいきやすいのは被写体と背景の境目がはっきりした写真です。すでにある写真を使うなら境目がはっきりした1枚を選び、これから撮るなら商品と色の違う背景の前で明るく撮る、といった一手間で仕上がりが変わります。

書き出す前にフチを拡大して確認する

背景を消したら、そのまま書き出してはいけません。フチを拡大して、取り残しや削れすぎがないかを確認します。公式も、最終決定の前に切り抜きを確認し、重要な部分を復元するよう案内しています(出典:Adobe Express ヘルプ「Remove background from images」)。商品の細い部分が消えていないか、背景が残っていないか、拡大すればすぐ気づけるので、気になる所は復元の機能で直してから次に進みます。

確認まで終えたら書き出します。透明な背景のまま残したいなら、背景を「塗りつぶしなし」にして、ファイル形式で「透明 PNG」を選びます(出典:Adobe Express ヘルプ「Remove background from images」)。透明 PNG なら、被写体だけが切り抜かれた状態のまま別の資料やデザインに重ねられます。切り抜いた商品をテンプレートに当てはめて整った完成物に仕上げたいときはCanva AI活用入門へ。

この章の確認(演習)

手元の写真を1枚、実際に背景除去してみてください。消し終わったら、すぐ書き出さずにフチを拡大し、取り残し(消えてほしい所が残っている)や削れすぎ(被写体の一部が消えている)が無いかチェックして、あれば直してから書き出しましょう。

明るさ・サイズを整えて「使える1枚」に書き出す

この章のゴール

背景除去した画像の明るさ・サイズを整え、資料や SNS にそのまま貼れる「使える1枚」を作成できる。

「背景を消して終わり」ではない——貼る場所に合わせて整える

背景を消した時点で完成だと思いたくなりますが、もう一歩あります。背景除去した商品画像が暗いままだったり巨大なサイズのままだったりすると、資料に貼ったときに浮くからです。貼る場所(資料・SNS)に合わせて明るさとサイズを整えて初めて「使える1枚」になります。ここでは型の続き「整える」と「書き出す」を通します。

明るさは軽く整える(やりすぎない)

まず明るさです。背景を消したら被写体が思ったより暗く見える、ということはよくあります。そんなときは、明るさやコントラストといったトーンをスライダーで少し補正します(出典:Adobe(Photoshop Express)ユーザーガイド「Transform your photos using Adjustment tools」)。

ここでの合言葉は「やりすぎない」です。明るさや彩度を上げすぎると、商品の色が実物と違って見えてしまいます。スライダーを少し動かして止め、もとの写真と見比べながら、自然に見える範囲で軽く整えるのが使える1枚のコツです。

貼る先に合うサイズ・形式で書き出して、実際に貼って確かめる

最後にサイズと書き出しです。サイズは貼る先に合わせて変えます。多くのツールには SNS 向けなどの縦横比プリセットがあり、そこから選ぶか、幅と高さを直接指定して変えられます(出典:Adobe Express ヘルプ「Resize images using Quick actions」)。なお、もとの写真より大きく引き伸ばすと粗くなりやすいので、サイズは「大きくする」より「合わせる・小さくする」方向が安全です。

書き出すときは、ファイル形式を貼り先に合わせて選びます。透明な背景を残したいなら透明 PNG(出典:Adobe Express ヘルプ「Remove background from images」)、容量を軽くしたいなら別の形式(例:写真向けの軽い形式)と使い分けます。そして最後に、必ず実際に資料へ貼って見え方を確認します。貼って初めて、サイズが大きすぎる・明るさが足りない、といったズレに気づけるからです。仕上げた1枚を資料の中でどう配置・強調するか(余白や揃え)は資料デザインの基本が正本です。

この章の確認(演習)

第2章で背景除去した1枚を使い、「明るさ調整 → 貼り先サイズに調整 → 書き出し」まで通してください。書き出したら実際に資料に貼って見え方を確認しましょう。大きすぎないか、暗すぎないか、背景を消したフチが自然か。気になる所があれば、整える工程に戻って直してから貼り直してください。

まとめ

AI 画像編集とは、ゼロから作ることではなく、手元の写真を「直す → 整える → 書き出す」で使える1枚にすること。代表的な編集は、背景除去・不要物除去・明るさ/サイズ調整の3つでした。専門ソフトを覚えなくても、「この写真は何がいちばん邪魔か」を1つ決めて、それに合う編集を選べば写真は見違えます。

覚えて帰る型は、これだけです。直す(背景除去)→ 整える(明るさ・サイズ)→ 書き出す(貼る先に合わせる)。明日、資料に写真を貼る前に、まずその1枚を背景除去して、明るさとサイズを整えてから貼ってみてください。

その先、元の写真が無くゼロから画像が欲しいときは画像生成AI入門へ、加工した画像を整ったデザイン完成物に仕上げたいときはCanva AI活用入門へ進んでください。直す・作る・仕上げるを使い分けられると、写真まわりの仕事がぐっと速くなります。

AI画像編集チェックシート(背景除去 → 明るさ → サイズ → 書き出しの確認用)を、無料会員登録でダウンロードできます。 次に写真を直すとき、この順番どおりに点検すれば、フチの取り残しやサイズ違いを書き出し前に防げます。

よくある質問

AI で背景除去するのに専門の画像編集ソフトは必要ですか?

必要ありません。多くの AI ツールは画像を読み込んで背景除去の機能を選ぶだけで、AI が自動で被写体を見分けて背景を消してくれます(出典:Adobe Express ヘルプ「Remove background from images」)。

背景除去で被写体のフチが汚くなったときはどうすればいいですか?

被写体と背景の色が似ていると AI が境目を見分けにくく、削れすぎることがあります(出典:Adobe Express ヘルプ「Remove background from images」)。境目がはっきりした写真を選び、書き出す前にフチを拡大して確認・復元しましょう。

背景を透明なまま保存するにはどうしますか?

背景を「塗りつぶしなし」にし、書き出し時にファイル形式で「透明 PNG」を選びます(出典:Adobe Express ヘルプ「Remove background from images」)。透明 PNG なら被写体だけを別の資料に重ねて使えます。

監修
マナビズ編集部

マナビズ(Manabiz)編集部。AIを活用した原稿制作に加え、人間によるレビューで品質を担保しています。 編集ポリシー

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