Q.
質問の提示する順番が後の回答に影響を与えてしまう現象を踏まえ、設計上の対策として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はBです。設問の提示順は後続の回答に影響することがあり、これを順序効果と呼びます。対策として、一般的・全体的な質問を先に置き、具体的・個別の質問を後に置くなど、順序を意図して設計します。先の具体的な質問が後の総合評価を引っ張る、といった影響を避ける狙いです。必要に応じて提示順を回答者ごとにランダム化することもあります。順序は無視できない設計要素です。
ポイント
この設問の核心は「設問の順序は回答に影響しうる」という前提です。だからこそ順序は偶然任せにせず、全体から個別へなどの方針で意図的に並べます。順序効果を知っているかどうかで、設計の精度が変わります。
ワンポイントアドバイス
設問を並べるときは、まず全体的・概括的な質問を置き、その後に細かい個別の質問へ進む流れを試してみましょう。総合評価を先に聞くと、後の細目に引きずられにくくなります。順序の方針を決めておくと、毎回ぶれずに設計できます。
解説詳細
順序効果と設計上の工夫
順序効果とは、先に提示された設問が、後の設問への回答に影響を与える現象です。たとえば個別の不満を先に列挙させた後で総合満足度を聞くと、総合評価が実際より低く出ることがあります。これを抑えるため、総合的・一般的な質問を先に置き、具体的な質問を後に回す、関連の強い質問の並びに注意する、提示順をランダム化する、といった工夫をします。順序を意図的に設計することが重要です。
他の選択肢がなぜ誤りか
Aの「重要な質問を必ず最後に置く」は一律のルールにできず、最後に置くと疲労や離脱で取りこぼす恐れもあるため適切とは言えません。Cの「順番は影響しない」は、順序効果の存在を否定しており誤りです。Dの「同じ順番にすれば影響が消える」は、順序を固定しても順序効果そのものは残るため誤りです。順序を意図して設計すると示すBが適切です。