Q.
5段階満足度の集計で「平均値」を見るときに、特に注意すべき点として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はCです。平均値は全体を1つの数字に縮約できて便利ですが、回答が両端に割れている場合などは「平均的な人」が実在しないこともあります。極端な回答(外れ値)や分布の偏りの影響も受けます。そのため、平均値だけで判断せず、各段階の割合(分布)やトップ2ボックスと併せて確認することが大切です。平均と分布を両輪で見ると、実態を正しくつかめます。
ポイント
この設問の核心は「平均値は便利だが万能ではない」という限界の理解です。同じ平均でも、まんべんなく中間に集まる場合と、満足と不満に二極化する場合では意味が違います。平均だけを切り取ると誤読を招きます。
ワンポイントアドバイス
満足度を報告するときは、平均値と一緒に各段階の割合を示してみましょう。「平均3.0だが満足と不満に二極化」のように、分布を添えると誤解を防げます。数字を1つに絞らず、形も見せることが効果的です。
解説詳細
平均値の落とし穴
平均値は、すべての回答を足して人数で割った代表値で、全体の中心をつかむのに役立ちます。しかし、回答が中間に集まっている場合と、満足側と不満側に二極化している場合とで、同じ平均が出ることがあります。この2つは実態がまったく異なるのに、平均だけでは区別できません。さらに少数の極端な回答が平均を引っ張ることもあるため、各段階の割合(分布)と併せて確認する必要があります。
他の選択肢がなぜ誤りか
Aの「常に最も正確で分布を見る必要がない」は、二極化や外れ値を見落とすため誤りです。Bの「回答者数が少ないほど信頼できる」は逆で、一般に回答者数が少ないほど平均はぶれやすく信頼性が下がります。Dの「自由記述にもそのまま適用できる」は、自由記述が数値ではないため平均を計算できず誤りです。平均は分布と併せて見るべきだと示すCが正解です。