Q.
アンケートを配る対象者が、調べたい全体(母集団)の特徴を偏りなく代表できているほど高まる、調査結果の性質はどれか。
解説まとめ
正解はAです。代表性とは、回答を集めた対象者(サンプル)が、本当に知りたい全体(母集団)の縮図になっている度合いを指します。代表性が高いほど、サンプルの結果を全体の傾向としてみなしやすくなります。逆に特定の層に偏った人だけが答えると、全体の姿とずれた結論になります。対象者の選び方が代表性を左右します。
ポイント
この設問の核心は「サンプルが母集団の縮図かどうか=代表性」という考え方です。集めた人数が多くても、偏った層ばかりなら代表性は高まりません。誰に聞くかという対象設計が、結果の信頼性を決めます。
ワンポイントアドバイス
配布先を決めるときは、「答えてくれそうな人」ではなく「全体を代表する人」に届いているかを確認してみましょう。特定の層に偏っていないか、対象の条件を見直すと効果的です。対象設計の段階で代表性を意識すると、結論の説得力が上がります。
解説詳細
代表性が結果を左右する理由
代表性は、サンプルから得た結果をどこまで全体に当てはめてよいかを決める性質です。母集団のさまざまな層が偏りなくサンプルに含まれていれば、サンプルの傾向は全体の傾向に近くなります。反対に、たまたま答えてくれた一部の層に偏ると、その層特有の意見が全体の声のように見えてしまいます。対象者をどう選ぶか(抽出の設計)が代表性の出発点です。
他の選択肢がなぜ誤りか
Bの回収率は配布数に対する回答数の割合で、回答が集まった量を表すものの、その回答者が母集団の縮図かどうかを直接示す性質ではありません。Cの設問の網羅性は聞き漏らしの少なさで、対象者の偏りとは別の話です。Dの所要時間は回答の負担に関わる要素で、母集団を代表するかどうかには影響しません。対象者が母集団の特徴を偏りなく代表する度合いを指すのはAの代表性です。