Q.
「血液型」や「居住している都道府県」のように、順序や大小の関係を持たず、単に分類するための尺度を何と呼ぶか。
解説まとめ
正解はCです。名義尺度とは、データを区別・分類するためだけに使う尺度で、値の間に順序や大小の関係がありません。血液型や居住地、性別などが当てはまります。番号を割り当てても、その番号は分類のラベルにすぎず、平均などの計算には意味がありません。集計では件数や割合(度数分布)で扱います。
ポイント
この設問の核心は「名義尺度=順序のない分類」という性質です。値を並べ替えても意味が変わらない、大小を比べられない、平均を取れない、という3点が見分け方になります。順序のある尺度と混同しないことが大切です。
ワンポイントアドバイス
集計の前に、各設問が「分類だけの名義尺度か、順序があるか」を仕分けしてみましょう。名義尺度は平均ではなく割合で見る、と決めておくと集計のミスが減ります。尺度の種類を意識するだけで、適切な集計方法を選べます。
解説詳細
名義尺度の扱い方
名義尺度は、対象を分類するためのラベルにあたり、値の大小や間隔に意味がありません。たとえば血液型をA=1、B=2と数値化しても、その数値を足したり平均したりしても意味のある結果にはなりません。名義尺度のデータは、各カテゴリーが何件あるか、全体の何割を占めるか、という度数や割合で集計するのが基本です。最頻値(最も多いカテゴリー)も使えます。
他の選択肢がなぜ誤りか
Aの比率尺度は、長さや重さのように原点(ゼロ)が意味を持ち、比を取れる尺度で、分類だけの名義尺度とは異なります。Bの順序尺度は「松・竹・梅」のように順序はあるが間隔が一定でない尺度で、大小関係を持つ点が名義尺度と違います。Dの間隔尺度は目盛りの間隔が等しい尺度で、これも順序や差を扱える点で名義尺度ではありません。順序を持たない分類はCの名義尺度です。