Q.
「あなたは当社の優れたサポート体制に満足していますか」という設問の問題点として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はDです。この設問は「優れたサポート体制」と評価をあらかじめ盛り込んでおり、回答者を満足側へ誘導してしまいます。これを誘導質問と呼びます。事実や評価の前提を設問に混ぜると、回答者が本音より肯定的に答えやすくなり、結果が偏ります。「当社のサポート体制に満足していますか」のように、中立な言い回しに直すのが適切です。
ポイント
この設問の核心は「設問に評価の前提を埋め込まない」という中立性の原則です。「優れた」「便利な」などの形容を付けると、まだ評価していない回答者まで肯定側へ寄ります。形容をはがして事実だけを尋ねるのがコツです。
ワンポイントアドバイス
設問を見直すときは、「優れた」「便利な」「人気の」といった評価語が紛れていないか探してみましょう。見つけたら削って、対象を中立に名指しするだけにすると効果的です。誘導語をはがすだけで、回答の偏りを抑えられます。
解説詳細
誘導質問が結果をゆがめる仕組み
誘導質問は、設問の中に評価や前提を含めることで、回答者を特定の答えへ誘い込みます。「優れたサポート」と言われると、回答者は無意識に「優れているという前提」を受け入れ、満足だと答えやすくなります。その結果、実際の満足度より高い数値が出てしまい、改善すべき点を見落とす危険があります。中立な表現に直すことで、本音に近い回答を得られます。
他の選択肢がなぜ誤りか
Aの「単一回答になっている点」は、満足度を1つ選ぶこと自体は妥当で、欠陥ではありません。Bの「所要時間を示していない点」は教示文の話で、この設問単体の中立性の問題とは別です。Cの「集計方法が決まっていない点」も設問文の良し悪しとは直接関係しません。この設問の本質的な欠陥は、評価語による誘導であり、それを指すのはDです。