Q.
データの性質を正しく伝えるうえで最も適切な姿勢はどれか。
解説まとめ
正解はBです。データを正しく伝えるには、平均などの「中心(代表値)」と、標準偏差などの「散らばり(ばらつき)」の両方を示す必要があります。平均が同じでもばらつきが違えばデータの性質はまったく異なるため、どちらか一方では実態が伝わりません。中心と散らばりはセットで見る、というのが記述統計の基本姿勢です。
ポイント
この問題は問題集全体のまとめにあたり、「代表値とばらつきは両輪」という核心を確認します。中心だけでは安定しているか乱高下しているか分からず、ばらつきだけでは基準となる中心が分かりません。両方をそろえて初めて、データの姿が立体的に伝わります。
ワンポイントアドバイス
データを報告するときは、「平均は◯◯、ばらつき(標準偏差)は△△」のように、中心と散らばりを必ずワンセットで示してみましょう。偏りが気になるときは中央値も添えると、より誠実な説明になります。代表値とばらつきをそろえて語る習慣が、数字に強い人の基本です。
解説詳細
代表値とばらつきはセットで見る
平均などの代表値は「中心がどこにあるか」を、標準偏差などのばらつきは「中心からどれだけ散らばっているか」を表します。この2つは別の軸なので、両方を示して初めてデータの性質が立体的に伝わります。平均が同じでもばらつきが違えば、安定したデータか振れ幅の大きいデータかが分かれます。
他の選択肢がなぜ誤りか
Aの「平均さえ示せば十分」は、ばらつきや偏りの情報が欠け、安定性が伝わらないため不十分です。Cの「ばらつきだけで中心は不要」も、基準となる中心が分からず解釈できません。Dの「最大値と最小値だけ」は両端の外れ値に左右されやすく、全体の中心や典型的な散らばりが分かりません。中心と散らばりの両方を示すBが最も適切です。