ロープレの効果を「客観的に振り返る」ために、観察と記録の取り方として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はBです。客観的な振り返りには、観察する行動の項目を事前に決めておき、その項目ごとに「できた・できなかった」を具体的な言動とともに記録する方法が効果的です。基準が先に定まっているため、観察役が違っても評価の軸がそろい、回を重ねた比較もしやすくなります。印象だけのまとめや、バラバラの観点では客観性を保てません。
ポイント
この問題の核心は、客観性は「観察項目を事前にそろえる」ことから生まれる点です。何を見るかを後から決めると、印象や好みに左右されます。先に観察項目を決めておけば、誰が見ても同じ軸で記録でき、回ごとの変化も追えます。事実にもとづく記録が、改善の根拠になります。
ワンポイントアドバイス
ロープレを始める前に、「今日観察する行動」を3つほど決めてシートにしておきましょう。たとえば「冒頭で相手の状況を確認したか」「反論をまず受け止めたか」「次の約束を取り付けたか」のように、できた・できないが判定できる項目にするのがコツです。同じシートを毎回使えば、自分の成長を回ごとに比べられます。
解説詳細
なぜBが正解か
客観的な振り返りの条件は、評価の軸が事前に定まっていて、記録が具体的な事実にもとづくことです。観察する行動項目をあらかじめ決め、その項目ごとに「この場面でこう言った(だから、できた/できなかった)」と記録すれば、観察役が交代しても軸がぶれません。回を重ねたときの比較もでき、改善の手応えを数えられます。観察項目を事前に決め、言動とともに記録するBが、客観性を担保する方法です。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aの「良かった・悪かったの印象を一言で記録」は、根拠となる事実を欠き、なぜそう評価したのかを後から検証できません。Cの「各自が自由な観点で感想を述べる」は、軸がそろわないため記録同士を比較できず、客観性が損なわれます。Dの「本人の自己申告だけを根拠にする」は、本人には見えない癖や強みを取りこぼし、観察役を置く意味がなくなります。客観的な振り返りは「項目を事前にそろえ、事実で記録する」ことが要です。