Q.
直接材料費の標準単価が1kgあたり100円、実際単価が110円、実際消費量が50kgのとき、価格差異はいくらか。
解説まとめ
正解はAです。価格差異は(標準単価 − 実際単価)×実際消費量で計算し、(100−110)×50=−500円となるからです。マイナスは実際単価が標準を上回ったことを意味し、500円の不利差異となります。価格差異では数量に実際消費量を使う点がポイントです。
ポイント
この問題の核心は「価格差異 = (標準単価 − 実際単価) × 実際数量」という分解式です。価格差異には実際消費量を、数量差異には標準単価を掛ける、という掛け合わせの相手を取り違えないことが肝心です。符号がマイナスなら不利、プラスなら有利と読みます。
ワンポイントアドバイス
材料費が膨らんだとき、価格差異と数量差異に分けて計算してみましょう。価格差異が大きければ仕入価格や調達先の見直し、数量差異が大きければ歩留まりや作業手順の見直しというように、打ち手の方向が変わります。
解説詳細
なぜAが正解か
直接材料費の価格差異は、単価のずれが原価に与えた影響を表し、(標準単価 − 実際単価)×実際消費量で求めます。本問では(100−110)×50=−500円です。実際単価110円が標準100円を上回っているため、原価が500円多くかかった不利差異となり、Aが正解です。
なぜ他の選択肢が誤りか
Bは符号を逆にとった誤りで、実際単価が高い以上、有利にはなりません。Cの200円は数量差異の例で扱う数値であり、価格差異の計算結果ではありません。Dの1,000円は単価差10円に消費量50ではなく別の数を掛けた計算ミスです。正しくは500円の不利差異であるAです。