Q.
標準原価計算における「不利差異(借方差異)」が生じている状態として正しいものはどれか。
解説まとめ
正解はCです。不利差異(借方差異)は、実際にかかった原価が標準原価を上回っている状態を指すからです。あるべき原価より多く使ってしまったため、利益を圧迫する不利な差異になります。逆に実際原価が標準原価より小さければ有利差異(貸方差異)です。
ポイント
この問題の核心は「不利差異=実際が標準を超過」という関係です。借方差異・貸方差異という勘定上の呼び方とセットで、実際>標準なら不利(借方)、実際<標準なら有利(貸方)と覚えてください。前期との比較は標準差異とは無関係である点がつまずきどころです。
ワンポイントアドバイス
差異報告を受け取ったら、まず「実際は標準に対して多かったか少なかったか」を確認しましょう。多ければ不利で、なぜ多く使ったのかを単価か数量かに分けて掘り下げると、改善の打ち手が見えてきます。
解説詳細
なぜCが正解か
標準原価計算では、あるべき原価である標準原価を基準に実際原価を比べます。実際原価が標準原価を上回ると、予定より多くコストがかかったことになり、利益にマイナスの不利差異(勘定上は借方に出るため借方差異)となります。Cがこの状態を正しく説明しています。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aの実際<標準は有利差異(貸方差異)の状態で、不利とは逆です。Bの標準=実際は差異が生じていない状態です。Dの「標準が前期より大きい」は標準そのものの改定の話で、当期の実際と標準の差を示す不利差異の定義とは無関係です。よって正しいのはCです。