Q.
経常利益は、どの利益にどの損益を加味して求められるか。最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はCです。経常利益は「営業利益 + 営業外収益 − 営業外費用」で求めます。本業のもうけである営業利益に、受取利息などの営業外収益を加え、支払利息などの営業外費用を差し引いた、経常的な活動全体の成果です。臨時・巨額の特別損益はまだ含みません。本業+財務活動の常時の実力を示します。
ポイント
経常利益は、本業(営業利益)に財務活動などの営業外損益を加味した、毎期繰り返される活動の総合成績です。特別損益という臨時要因を含まないため、会社の通常の稼ぐ力を安定的に映します。営業利益との違いは「営業外の損益を入れるかどうか」だと押さえます。
ワンポイントアドバイス
営業利益と経常利益を並べて見て、差が大きいときは営業外損益の中身を確認してみましょう。多額の支払利息があれば、借入負担が利益を圧迫していると読めます。本業は好調でも財務で削られていないか、二段階を比較するのが効果的です。
解説詳細
経常利益の計算と意味
経常利益は、営業利益に営業外収益(受取利息・受取配当金など)を加え、営業外費用(支払利息など)を差し引いて求めます。本業の成果に、財務活動など本業以外の経常的な損益を反映させた利益で、会社が毎期繰り返し生み出す総合的な稼ぐ力を示します。臨時の損益は含まないのが特徴です。
他の選択肢がなぜ誤りか
Aの売上高に売上原価を加えるのは、計算の方向(本来は差し引き)も段階も誤りです。Bの当期純利益に法人税を足し戻すのは逆算的な操作で、経常利益の定義とは異なります。Dの税引前当期純利益から特別損失を引くのは、段階を後ろから逆にたどっており誤りです。正しくは営業利益に営業外損益を加減します。