Q.
「営業活動によるキャッシュフロー(営業CF)」が示すものとして、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はBです。営業CFは、商品・サービスの販売など本業の営業活動を通じて、その期に正味で生み出した現金の増減を表します。企業が本業でどれだけ現金を稼ぐ力を持っているかを示す、CF計算書の中心的な区分です。利益ではなく現金ベースの「稼ぐ力」を示す点が要点です。
ポイント
営業CFは「本業の現金製造力」です。借入や資産売却で得た現金は、本業の稼ぎではないため営業CFには含まれません。継続して営業CFがプラスかどうかが、事業の健全性を見るうえでの基本的な目安になります。
ワンポイントアドバイス
営業CFがマイナスの期が続いていないかを確認してみましょう。本業で現金を生めていない状態が続くと、借入や資産売却で穴埋めするしかなくなります。営業CFを継続的に追うことで、稼ぐ力の変化に早く気づけるようになります。
解説詳細
なぜBが正解か
営業CFは、本業すなわち商品の販売やサービスの提供といった営業活動を通じて、その期に正味で生み出した現金の増減を表します。売上による入金から、仕入や経費・人件費などの支払いを差し引いた、本業由来の現金の純額です。Bはこの「本業で正味に生んだ現金」という性質を正しく示しています。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aの借入や社債発行による調達は財務活動によるキャッシュフローに区分されます。Cの固定資産の売却で得た現金は投資活動によるキャッシュフローに区分されます。Dの配当金の支払いも財務活動によるキャッシュフローです。いずれも本業の稼ぎではないため、営業CFには含まれません。区分の取り違えに注意が必要です。