マーケティング
ブランド戦略・価値訴求問題集
Q.
ブランドの「ポジショニング」を最も適切に説明したものはどれか。
解説まとめ
正解はBです。ポジショニングとは、顧客の頭の中で、競合と比べて自社がどんな独自の位置を占めるかを定めることです。物理的な場所の話ではなく、顧客の認識上の位置取りを指します。「誰に、何の点で、なぜ選ばれるか」を一言で言える状態がポジショニングの成果です。
ポイント
ポジショニングの核心は「顧客の認識の中での位置取り」であり、立地や陳列といった物理的配置ではないという点です。競合との相対的な違いを、顧客の頭の中でどう刻むかを設計します。物理配置と取り違えるのがつまずきどころです。
ワンポイントアドバイス
「◯◯といえば自社」という空欄を埋める一文を作ってみましょう。空欄に入る言葉が、狙いたいポジションです。複数の言葉が浮かぶなら、最も顧客に刺さり、競合が言いにくい一つに絞ると、発信全体に芯が通ります。
解説詳細
ポジショニングは「認識上の位置取り」
ポジショニングは、顧客の記憶の中で「この分野ならこのブランド」と想起される独自の位置を確立する作業です。Bはこの認識上の位置づけを述べているため正解です。良いポジションは、競合と差別化され、顧客にとって意味があり、自社が一貫して提供できるという三点を満たします。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aの一等地出店は立地戦略であり、認識上の位置取りとは別物です。Cの陳列棚の段は売場の物理的配置(棚割り)の話で、ポジショニングとは異なります。Dの組織図の序列は社内の話で、顧客の認識とは無関係です。いずれも「物理的・社内的な位置」であり、「顧客の頭の中の位置」という定義から外れています。