Q.
次の一文を推敲するとき、複数の観点(重言・冗長・あいまい語)を同時に踏まえた最善の修正はどれか。「まず最初に、あらかじめ予約しておいた会議室を、適宜利用することができます。」
解説まとめ
正解は D です。元の文には「まず最初に」「あらかじめ予約」という重言、「することができます」という冗長、「適宜」というあいまい語が含まれます。三つの観点をすべて踏まえると、重複と余分な語を削った「予約しておいた会議室を利用できます」が最善です。意味を保ちつつ最も短く明確になります。
ポイント
この問題の核心は「複数の推敲観点を同時に適用する」点にあります。重言・冗長・あいまい語を一つでも残すと最善になりません。A・B・C はいずれかの問題が残っています。すべての観点で削れる語を削り切った形を選ぶのが、推敲の総合力です。
ワンポイントアドバイス
一文の中に直すべき点が複数あるときは、観点を一つずつ当てて順に削ってみましょう。「重言はないか」「冗長はないか」「あいまい語はないか」と順に確認すると、削り残しを防げます。最後に「これ以上短くできないか」を問うと、最善の形に近づきます。
解説詳細
三つの観点をすべて適用する
元の文には三つの問題があります。「まず最初に」と「あらかじめ予約」は同じ意味を重ねた重言、「利用することができます」は「利用できます」で足りる冗長、「適宜」は範囲があいまいな語です。三つすべてを直すと、「予約しておいた会議室を利用できます」となり、意味を保ったまま最も短く明確な形になります。複数の観点を同時に踏まえた推敲の到達点です。
ほかの選択肢が誤りである理由
Aは「まず最初に」「あらかじめ予約」の重言と「適宜」のあいまい語が残り、「することが可能」も冗長です。Bは「あらかじめ」を消したものの「することができます」の冗長が残り、「なるべく」というあいまい語を新たに加えています。Cは「まず」「予約済み」と整えていますが「適宜」のあいまい語が残っています。重言・冗長・あいまい語をすべて削ったDが、最善の修正です。