Q.
ISSB(国際サステナビリティ基準審議会)が策定するIFRSサステナビリティ開示基準の主な目的として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はBです。ISSBが策定するIFRSサステナビリティ開示基準は、投資家の意思決定に役立つサステナビリティ関連情報を、各国・各社で比較できる共通の土台で開示できるようにすることを主な目的としています。世界共通の比較可能性を高める点が核心で、ロゴ統一や寄付義務化とは関係ありません。
ポイント
ISSB/IFRS基準の核心は「投資家向けに、グローバルで比較可能なサステナビリティ開示の共通基盤をつくる」点です。GRIが幅広い読み手への影響報告を重視するのに対し、こちらは投資家の意思決定と比較可能性に軸足を置きます。両者の読み手と狙いの違いを押さえることが要です。
ワンポイントアドバイス
複数の開示基準を学ぶときは、「投資家の意思決定のための比較可能性を重視する系統(ISSB等)」と「幅広いステークホルダーへの影響報告を重視する系統(GRI等)」に大きく分けて整理してみましょう。系統で捉えると、新しい基準が出てきても位置づけを把握しやすくなります。
解説詳細
なぜBが正解か
ISSB(国際サステナビリティ基準審議会)が策定するIFRSサステナビリティ開示基準は、投資家などの資本市場の参加者が意思決定に使えるサステナビリティ関連の情報を、世界中の企業が比較可能な共通の枠組みで開示できるようにすることを主な目的としています。グローバルな比較可能性の向上が中心的な狙いです。Bはこの目的を正確に示しているため、正解です。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aの「各国が独自に異なるルールを持つことを推奨」は、比較可能性を高めようとする目的と正反対です。Cの「ロゴやブランドデザインの統一」は開示基準とは無関係です。Dの「環境保護への寄付の義務づけ」も、情報開示の基準である本基準の目的とは異なります。投資家向けの比較可能な開示という核心に照らせば、Bが正しいと判断できます。