Q.
「カーボンニュートラル」の定義として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はAです。カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出量から、植林や技術による吸収・除去量を差し引いて、実質的にゼロにすることを指します。排出を完全にゼロにするのではなく、排出と吸収のバランスで全体をゼロにする点が特徴です。気候変動対策の中心的な目標概念です。
ポイント
カーボンニュートラルの核心は「実質ゼロ(ネットゼロ)」という考え方です。排出をまったく出さないことではなく、出した分を吸収・除去で相殺してバランスをとる点が要です。「一切排出しない」と取り違えないことが、つまずきどころになります。
ワンポイントアドバイス
脱炭素の取り組みを見るときは、「排出をどれだけ減らすか」と「残った分をどう吸収・相殺するか」の両面で考えてみましょう。減らす努力と相殺の組み合わせという視点を持つと、カーボンニュートラルがどう達成されるのかを具体的にイメージしやすくなります。
解説詳細
なぜAが正解か
カーボンニュートラルは、温室効果ガスの排出量と、森林などによる吸収量や技術による除去量を差し引きして、合計を実質的にゼロにする状態を指します。排出をできる限り削減したうえで、どうしても残る排出分を吸収・除去で相殺するという考え方です。Aはこの「排出と吸収を差し引きでゼロにする」という定義に一致するため、正解です。
なぜ他の選択肢が誤りか
Bの「一切排出しない製品だけを販売する」は、排出ゼロと相殺によるゼロを混同しており、カーボンニュートラルの定義より狭く偏った誤りです。Cの「前年より1グラムでも減らす」は、単なる削減であって実質ゼロを意味しないため不十分です。Dの「炭素を使った新素材の開発」は、カーボンニュートラルとは別の話です。排出と吸収の差し引きでゼロという点を押さえれば、Aが正しいと分かります。