Q.
文章を「要約する」とはどういう作業か、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はCです。要約とは、原文の主旨(結論・主張)を、読む目的に沿って取り出し、短く表現し直す作業です。原文の一部をそのまま抜き出すコピーや、長さを変えない言い換えとは違います。「何のために短くするのか」という目的が、何を残し何を捨てるかを決めます。
ポイント
要約は「短縮コピー」ではなく「目的に沿った再構成」です。同じ原文でも、目的が変われば残すべき要点が変わる、という点が核心です。前半だけ残す・均等に削るといった機械的な操作は、目的を考えていない点でつまずきどころになります。
ワンポイントアドバイス
要約に取りかかる前に、「誰が、何を知りたくて読むのか」を一言メモしてから始めてみましょう。目的が決まると、残す情報と捨てる情報の線引きがぶれにくくなります。書き終えたら「この目的に対して過不足はないか」を見直すのが効果的です。
解説詳細
なぜCが正しいのか
要約とは、原文の主旨を目的に沿って取り出し、短く表現し直す作業です。ここでいう主旨とは、書き手が最も伝えたい結論や主張のことです。要約は原文を縮めるだけでなく、「この目的のためにはこれが要点だ」という判断を伴います。だからCが要約の定義として最も適切です。
なぜ他の選択肢が誤りなのか
Aは原文の前半をそのまま抜き出す操作で、要点が前半にあるとは限らないため、目的に沿った抽出とは言えません。Bは長さを変えない言い換えで、短くするという要約の目的を満たしていません。Dは各文を均等に短くするだけで、どの情報が重要かを区別していないため、要点が薄まったまま全体が縮むだけになります。いずれも「目的に沿って主旨を残す」という要約の核を欠いています。