Q.
プロジェクト全体の最短完了期間を決定づける、一連の作業のうち最も長い経路を何と呼ぶか。
解説まとめ
正解は D です。クリティカルパスとは、開始から終了までの作業経路の中で、所要期間の合計が最も長くなる経路のことです。この経路上の作業が遅れると、プロジェクト全体の完了が同じだけ遅れます。どこを死守すべきかを見極める工程管理の要点だと押さえておきましょう。
ポイント
クリティカルパス上の作業には「余裕(フロート)」がありません。つまり1日遅れれば全体が1日遅れます。逆に、ここ以外の作業には多少の遅れを吸収する余地があることが多い、という非対称を理解するのが核心です。
ワンポイントアドバイス
納期が厳しいときは、すべての作業に等しく力を注ぐのではなく、クリティカルパス上の作業を最優先で守りましょう。ここに人を厚く配置したり、前倒しできないか検討したりすると、全体短縮の効果が直接効きます。余裕のある作業は後回しでも全体に響きません。
解説詳細
クリティカルパスは最長経路
クリティカルパスとは、プロジェクトの開始から終了までをつなぐ複数の作業経路のうち、所要時間の合計が最も長くなる経路を指します。プロジェクトの完了は、すべての経路が終わって初めて成立するため、最も時間のかかるこの経路が全体の最短完了期間を決めます。クリティカルパス上の作業はスケジュール上の余裕(トータルフロート)がゼロで、1日でも遅れれば全体の納期がそのまま延びます。だからこそ、管理者はこの経路を重点的に監視します。
なぜ他の選択肢が誤りか
A のマイルストーンは進捗の節目を表す時点であり、経路ではありません。B のベースラインは承認された計画値(基準線)のことで、実績と比較するための基準です。C のバッファは遅れを吸収するためにあらかじめ確保した余裕時間で、経路を指す語ではありません。全体期間を決める「最長の経路」を表すのはクリティカルパスだけなので、これが正解になります。