「MECE」という言葉の説明として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はAです。MECE とは、全体を分けたときに「漏れがなく、かつダブりもない」状態を指す考え方です。物事を分類・整理するときの土台となる原則で、ロジカルシンキングの基本として使われます。漏れとダブりの両方を同時に避けることが、MECE の核心です。
ポイント
この問題が問うのは、MECE が「漏れなし」と「ダブりなし」という2つの条件をセットで満たす考え方だという点です。どちらか一方だけを満たしても MECE とは呼びません。整理の良し悪しを判断する物差しとして覚えておきましょう。
ワンポイントアドバイス
資料や説明を作るときは、「これで全部か(漏れ)」「同じことを重ねて言っていないか(ダブり)」の2つを声に出して確認してみましょう。チェックを2段階に分けるだけで、MECE 違反に気づきやすくなります。まずはこの2つの問いを口ぐせにするのが効果的です。
解説詳細
MECE が指すもの
MECE は、ある全体をいくつかの部分に分けたときに、その分け方が「漏れがない」かつ「ダブりがない」状態であることを指します。たとえば社員を分けるときに、どの社員も必ずどこかに入り(漏れなし)、二重にカウントされない(ダブりなし)なら、その分け方は MECE です。整理や分析の出発点となる、基本中の基本の考え方です。
なぜ他の選択肢が誤りか
Bの「多くの選択肢を並べる発想法」は、量を広げるブレインストーミング的な発想であり、漏れ・ダブりを抑える MECE とは目的が異なります。Cの「結論を最初に述べる話し方」は PREP法などの伝え方の型であり、分類の原則である MECE とは別物です。Dの「強み・弱み・機会・脅威の4視点」は SWOT 分析のことで、特定のフレームワークの名前であって MECE の定義そのものではありません。MECE は「漏れなく・ダブりなく」という分け方の状態を指す、という一点を押さえましょう。