仕事が「属人化している」状態と、専門性に「再現性がある」状態の違いとして、最も正しいものはどれか。
解説まとめ
正解はDです。属人化は、その人にしかできず、やり方が共有されないブラックボックスの状態です。一方、再現性は、成果の出し方が型として整理され、状況が変わっても安定して成果を出せる状態です。属人化は一見希少に見えますが、伝えられないため評価や還元につながりにくく、再現性とは別物です。
ポイント
属人化と再現性は、見た目が似て中身が逆だという点が核心です。どちらも「その人が成果を出す」ように見えますが、共有・応用できるか(再現性)、本人だけで止まるか(属人化)で評価が分かれる、というつまずきどころを押さえましょう。
ワンポイントアドバイス
「自分がいないと回らない」状態を強みだと感じたら、一度立ち止まりましょう。やり方を手順にして人に渡せる形にすると、属人化が再現性に変わり、専門性として評価されやすくなります。引き継げる形に整えることが効果的です。
解説詳細
属人化と再現性は中身が逆
属人化とは、ある仕事がその人にしかできず、やり方が本人の中だけにとどまって周りに共有されない状態を指します。外から見ると「代わりがいない=希少」のように映りますが、やり方が伝わらないため、組織に還元されにくく、本人の専門性としても言葉で示しにくいという弱点があります。これに対して再現性は、成果の出し方を型や手順として整理し、状況が変わっても安定して成果を出せる状態です。型になっているので他の場面にも応用でき、他者にも伝えられます。両者は似て見えて中身は逆向きであり、正解は選択肢Dです。
他の選択肢がなぜ誤りなのか
選択肢Aは、属人化と再現性が同じ意味だ、としていますが、共有できないか・できるかという決定的な違いがあるため、言い換えではありません。選択肢Bは、再現性を「誰にも引き継げないこと」だとしていますが、再現性はむしろ型にして引き継げる・応用できることを指すため、説明が正反対で誤りです。選択肢Cは、属人化しているほど再現性が高くなる、としていますが、属人化は本人の中で閉じた状態で、型として整理されていないことが多く、むしろ再現性が伴っていないことが少なくありません。自動的に高まるとは言えません。