市場価値を構成する「需要」を最も正しく説明しているものはどれか。
解説まとめ
正解はCです。需要とは、企業や顧客といった「市場の側」が、そのスキルや人材をどれだけ求めているかの度合いを指します。世の中の困りごとを解決できるスキルほど需要は大きくなります。勉強にかけた時間や資格の難易度、自分の愛着は、需要の大きさとは別の話です。
ポイント
需要は「自分がどう思うか」ではなく「市場がどう思うか」で決まる、相手側の概念です。どれだけ努力して身につけたスキルでも、求める人がいなければ需要はゼロに近い、という点を取り違えないことが核心です。
ワンポイントアドバイス
自分のスキルについて「これで誰の、どんな困りごとを解決できるか」を一文で書いてみましょう。解決できる困りごとが大きく、数が多いほど需要は大きくなります。困りごとが思い浮かばないスキルは、需要の面で弱いサインです。
解説詳細
需要とは「市場が求めている度合い」のこと
需要とは、企業や顧客といった市場の側が、あるスキルや人材をどれだけ求めているかを表す概念です。ビジネスは、誰かの困りごとを解決して対価を受け取る活動ですから、解決できる困りごとが大きく、それを抱える人や企業が多いほど、そのスキルへの需要は大きくなります。逆に、解決できる困りごとが小さかったり、そもそも誰も困っていなかったりすれば、需要は小さくなります。需要は「求める側」が決めるものだ、というのがポイントで、正解は企業や顧客が求めている度合いと述べた選択肢Cです。
努力・資格・愛着が需要を決めない理由
選択肢Aの勉強時間は、自分がどれだけ投資したかを表すだけで、市場がそれを求めているかどうかとは無関係です。長く勉強しても、求める人がいなければ需要は生まれません。選択肢Bの資格の難易度も同じで、難しい資格ほど需要が高いとは限りません。難関資格でも、その知識を必要とする企業や顧客が少なければ需要は小さくなります。選択肢Dの愛着は、あくまで自分の内側の気持ちであり、市場の求める度合いとは別物です。これらはいずれも「自分の側」の事情であって、需要という「市場の側」の概念とは異なるため、すべて誤りです。