Q.
M&Aにおけるデューデリジェンス(DD)の主たる目的として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は C です。DDは、買い手が対象会社のリスクや実態を取引前に調査し、その結果を「買うかどうか」「いくらで買うか」「どんな契約条件にするか」という判断に反映するための精査手続です。価格や表明保証・補償条項の設計に直結する、意思決定の土台となる作業です。
ポイント
DDの核心は「リスクを発見し、価格と契約条件に織り込む」点です。形式手続でも事後監査でも広報でもありません。DDの結果が価格交渉・契約条件にフィードバックされるという流れを理解することが重要で、調査して終わりではない、というのがつまずきどころです。
ワンポイントアドバイス
DDを依頼するときは、「何のために調べるのか(価格・契約・撤退判断のどれに使うのか)」を専門家と共有しましょう。目的を先に定めると、調査範囲と深さがぶれません。発見事項を価格や条項にどう反映するかまで見据えてDDを設計すると効果的です。
解説詳細
なぜ C が正解か
DD(デューデリジェンス、買収監査)は、買い手が対象会社の財務・法務・税務・事業などの実態とリスクを取引実行前に精査し、その結果を取引の可否判断・買収価格・契約条件(表明保証・補償・前提条件など)に反映するための手続です。意思決定とリスク配分の根拠になる、という C が正解です。
なぜ A・B・D が誤りか
A の「希望価格をそのまま受け入れる形式手続」は誤りで、DDはむしろ価格を検証・調整するための材料を得る作業です。B の「クロージング後の事後監査」も誤りで、DDは原則として取引実行前に行います。D の「社内広報活動」はDDの目的とは無関係です。いずれもDDの本来の目的を表していません。