ロジックツリーで課題を分解するとき、各枝分かれを MECE にすることが推奨される理由として、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は B です。ロジックツリーの各枝分かれを MECE にすると、分解にモレ(取りこぼし)もダブり(重複)もなくなり、原因や要素を抜け漏れなく、重複なく検討できます。これにより分解の質が高まります。「MECE が分解の品質を担保する」と押さえましょう。
ポイント
この問題の核心は、MECE が分解の品質を支える判定軸になっている点です。モレがあれば真の原因を見落とし、ダブりがあれば同じ検討を繰り返します。MECE を満たすことで、ツリー全体の信頼性が上がります。見た目や時間短縮が目的ではありません。
ワンポイントアドバイス
ツリーを描いたら、各分岐ごとに「この枝で全部か(モレ)」「重なる枝はないか(ダブり)」を確認しましょう。分岐単位でチェックすると、どこに問題があるか特定しやすくなります。上位の分岐を MECE にしておくと、下位の検討も安定します。
解説詳細
MECE が分解の質を支える
ロジックツリーは課題を枝分かれさせて分解する図ですが、その分解が雑だと検討も雑になります。各枝分かれを MECE にすると、その階層で原因や要素を取りこぼさず(モレなし)、かつ同じものを重複して扱わない(ダブりなし)状態を保てます。これにより、ツリー全体で抜け漏れなく、効率的に検討を進められます。MECE は分解の品質を測り、担保する判定軸として働きます。
モレ・ダブりがあるとどうなるか
ある分岐にモレがあると、その先にあるはずの重要な原因や要素を最初から検討対象から外してしまいます。一方、ダブりがあると、同じ内容を別々の枝で重複して検討し、時間を無駄にしたり、結論が混乱したりします。MECE を意識して分岐を作ることで、こうした問題を防ぎ、信頼できる分解ができます。
ほかの選択肢が誤りである理由
A の「図を見栄えよく大きく」は、分解の目的とは無関係な見た目の話です。C の「作業時間を短く切り上げる」は、MECE を満たす理由ではなく、むしろ丁寧な分解は手間がかかることもあります。D の「言葉の長さをそろえる」も見た目の整え方で、モレ・ダブりの解消とは別です。抜け漏れなく検討できることを述べた B だけが、正しい理由です。