分散投資で「分散効果」を高めるために組み合わせる資産の選び方として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は D です。分散効果を高めるには、値動きの相関が低い、つまり同じ方向に動きにくい資産同士を組み合わせることが重要です。ある資産が下がるときに別の資産が下がりにくければ、互いの値下がりを打ち消し合い、全体のリターンのブレが小さくなります。逆に、そっくりな値動きをする資産をいくら集めても、分散効果はほとんど得られません。相関の低さが分散効果のカギです。
ポイント
核心は「分散効果は資産の数ではなく、値動きの相関の低さで決まる」という点です。似た動きの資産を増やしても全体のブレは下がりません。違う動きをする資産を組み合わせることで、初めてリスクが平準化されるという原理を押さえましょう。
ワンポイントアドバイス
ポートフォリオを組むときは、「これらの資産は同じ場面で一緒に下がらないか」を考えてみましょう。同じ業種の株ばかり、同じ国の資産ばかりだと、相関が高く分散効果が薄くなります。値動きのタイプが異なる資産(地域や資産クラスの違うもの)を組み合わせるのが効果的です。
解説詳細
分散効果は相関の低さから生まれる
正解はDです。分散効果とは、複数の資産を組み合わせることでポートフォリオ全体のリターンの振れ幅(リスク)が小さくなる効果のことです。この効果を最大限に引き出すには、値動きの相関が低い、つまり同じ方向に同時に動きにくい資産を組み合わせることが重要です。相関が低ければ、ある資産が値下がりする局面で別の資産が値下がりしにくく、互いの変動を打ち消し合うため、全体としてのブレが抑えられます。
他の選択肢が誤りである理由
Aの「値動きがそっくりな資産同士」は、相関が高い組み合わせであり、一緒に上下するため分散効果がほとんど得られず誤りです。Bの「値動きを気にせず数だけ増やす」は、似た動きの資産をいくつ集めてもブレが減らないため、分散効果の本質を外しており誤りです。Cの「過去のリターンが高い資産だけ」は、相関を考慮しておらず、似た値動きの資産に偏る可能性があるため、分散効果を高める選び方として誤りです。カギは相関の低さにあります。