Q.
株式時価総額800、有利子負債300、現金及び現金同等物100の会社のEV(企業価値)はいくらか。
解説まとめ
正解は C です。EV = 株式時価総額 + 有利子負債 − 現金 で計算します。800 + 300 − 100 = 1,000 です。有利子負債を加え、現金を差し引くという符号どおりに当てはめれば一意に求まります。ネットデットは 300 − 100 = 200 で、時価総額800にこれを足しても1,000になります。
ポイント
この問題の核心は、EVブリッジの式を数値に正しく適用できるかです。現金を足してしまう(1,200)誤りや、負債を引いてしまう(600)誤りがつまずきどころです。「負債はプラス、現金はマイナス」を機械的に守れば計算ミスを防げます。
ワンポイントアドバイス
EVの計算は、まず「時価総額」を起点に置き、続けてネットデット(有利子負債−現金)を足す二段構えで解くと安定します。実際の決算書でも同じ手順で電卓を叩けば、ニュースのEVを自分で再現できるようになります。
解説詳細
計算の手順
EV = 株式時価総額 + 有利子負債 − 現金 = 800 + 300 − 100 = 1,000 です。先にネットデットを出すなら、300 − 100 = 200 を求め、800 + 200 = 1,000 としても同じ結果です。
数値の意味
時価総額800が株主の取り分、ネットデット200が債権者の正味の取り分にあたり、合計1,000が事業全体の価値(EV)になります。
ほかの選択肢が誤りである理由
Aの600は有利子負債を引いてしまった誤りです。Bの800は時価総額のまま、負債と現金を反映していません。Dの1,200は現金を足してしまった誤りで、現金は引くのが正しい扱いです。符号を正しく適用したCの1,000が正解です。