Q.
業務における「ムダ(非効率なコスト)」の例として、最も当てはまるものはどれか。
解説まとめ
正解はCです。ムダとは、コストはかかっているのに、成果や価値を生んでいない活動を指します。誰も読まない資料を作り続ける時間は、人件費という費用を使いながら何の価値も生んでいないため、典型的なムダにあたります。一方、品質チェックや教育投資、計画点検は、成果や安全という価値に結びついた支出です。コストの有無ではなく「価値を生んでいるか」が判断基準になります。
ポイント
ムダかどうかは「お金や時間がかかっているか」ではなく「それが価値を生んでいるか」で決まります。必要な支出は、たとえ金額が大きくてもムダではありません。逆に、少額でも価値を生まない活動はムダです。金額の大小と価値の有無を切り分けて考えることが核心です。
ワンポイントアドバイス
自分の仕事の中で「これは誰のために、何の役に立っているのか」を即答できない作業を探してみましょう。答えに詰まる作業ほど、続ける理由が薄れているのにやめられていないムダの候補です。まず一つ見つけて、本当に必要かを上司や同僚に聞いてみてください。
解説詳細
ムダの定義は「価値を生まないコスト」
ムダとは、お金・時間・労力というコストを使っているのに、顧客や成果につながる価値を生んでいない活動のことです。重要なのは、コストがかかっていること自体はムダではない、という点です。価値を生む支出は必要なコストであり、価値を生まない支出だけがムダにあたります。だから「やめても誰も困らない・成果が落ちない」活動こそ、削減を検討すべきムダだといえます。
他の選択肢がなぜ誤りか
Aの品質チェックは顧客満足という価値に、Bの社員教育は将来の成果に、Dの設備点検は故障防止という価値に、それぞれ結びついた支出です。これらはコストがかかっていても価値を生むため、ムダではなく必要な投資です。Cだけが、費用は発生しているのに誰の役にも立っていない活動であり、ムダの定義に合致します。