経営
契約・ビジネス法務問題集
Q.
ビジネスにおける「コンプライアンス」の意味として、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は B です。コンプライアンスは、法令の遵守を中核としつつ、社会的要請や企業倫理まで含めて守ることを指す広い概念です。「違法でなければよい」にとどまらない点が特徴です。法令+社会的信頼を守る取り組みだと押さえましょう。
ポイント
核心は「法令遵守を中核に、倫理・社会的要請まで含む広い概念」だという点です。単なる規則順守の手続や、営業・交渉の技術と取り違えるのがつまずきどころです。法に触れていなくても社会から非難される行為を避ける、という視点が大切です。
ワンポイントアドバイス
判断に迷ったら「これは違法ではないか」に加えて「世間や顧客に説明できるか」も自問してみましょう。法令の線だけでなく、社会的な信頼の線で考えるのがコンプライアンスです。グレーだと感じたら独断で進めず、上長や管理部門に相談する習慣をつけましょう。
解説詳細
コンプライアンスの意味
コンプライアンスは、一般に法令遵守を中核としつつ、それにとどまらず社会的な要請や企業倫理まで含めて守ることを指す概念です。違法でないことはもちろん、社会から信頼される行動を取ることまでを射程に入れる点が、現代的なコンプライアンスの特徴です。
「違法でなければよい」では足りない
法律に明確に反していなくても、社会的に問題視される行為は、企業の信頼を損ない不利益を招きます。だからこそ、法令の線引きだけでなく、社会的要請や倫理という広い基準で自社の行動を点検することが求められます。コンプライアンスは守りの土台であると同時に、信頼を支える取り組みです。
ほかの選択肢が誤りである理由
Aの営業手法やCの価格交渉技術は、目標達成や交渉のスキルであって、遵守の概念とは無関係です。Dの人事評価制度の設計は社内手続の一つで、コンプライアンスそのものではありません。法令に加えて社会的要請・倫理まで含めて遵守すると述べるBが正解です。