Q.
直接作業時間だけを基準に製造間接費を配賦すると歪みが生じやすいのはどのような場合か。最も適切なものはどれか。
解説
段取・検査・設計などは生産量や作業時間に比例せず発生するため、作業時間だけで配賦すると、量の多い製品に過大に乗り、量の少ない製品に過少に乗る歪みが生じる。Aは作業時間基準がよく合う場合、Cは配賦の必要が乏しい場合で歪みは問題になりにくい。Bは前提自体が成り立たない(間接費が直接材料費のみという状況は配賦の対象設定として誤り)。
【ポイント】配賦の歪みは「基準(量)」と「間接費発生の真の原因」がずれるときに起きる。
【実務ワンポイント】段取や検査が多い少量多品種なら、作業時間一本でなく活動ごとの基準(活動基準原価計算の発想)も検討する。