MASTER / SELF LEADERSHIP
迷ったときに、自分で動ける人の判断基準
これまで学んだ主体性の考え方を、仕事を始めるとき・迷ったとき・問題が起きたときの3つの行動原則にまとめます。実際のケースで試し、7日間の実践と振り返りを通じて、自分に合った判断基準に育てていきましょう。
約15分入門演習 4問講義をはじめる
※ 佐藤さんと社内勉強会の企画は、説明のための架空の人物・事例です。
この講義でできるようになること
- 抽象的な理想(目標の言葉)と具体的な行動原則を区別できる
- 仕事を始めるとき・迷ったとき・問題が起きたときの3つの行動原則を作れる
- 7日間の実践と振り返りを計画し、原則を改善できる
00:00 / 09:05
1第1章同じことで何度も迷う理由
Space 再生/停止・← → 10秒移動・N / P で章を移動・C で字幕。右の「文字で読む」で、話している内容を文字で追えます。
演習:手を動かして確かめる
講義を見終えたら取り組みましょう。入力した内容はこの画面の中で使うだけで、どこにも送信されません。
行動原則として、いちばん具体的に書けているものはどれ?
MY ACTION PRINCIPLES 確認リスト
- 原則は「いつ(どの場面で)・何をするか」が分かる言葉で書いたか
- 仕事を始めるとき・迷ったとき・問題が起きたときの3つの場面について原則を作ったか
- 「困っても人に頼らない」のように、抱え込みにつながる原則になっていないか
- 安全や重大なトラブルに関わる場合は、情報の整理が終わるまで報告を遅らせないと決めているか
- 7日以内に、いつ・どの場面で・どの原則を使うかを決めたか
- 7日後に、使えた場面・障害になったこと・変えた方が良いところを振り返る予定を入れたか
次に学ぶなら
テキストで読む(文字起こし)
第1章 同じことで何度も迷う理由
仕事をしていると毎回同じようなことで迷うことがあります まだ情報が足りないときどこまで自分で考えるべきなのか 進捗が遅れているときいつ相談すればよいのか 新しい仕事を頼まれたとき何から始めればよいのか 佐藤さんも社内勉強会の企画を通じていくつもの判断に迷いました 目的が曖昧なときどうするか 上司の判断が必要なときどうするか 他部署の協力が得られないときどうするか これまでの講座で考え方は学びました でも忙しい日常に戻ると 学んだことを忘れてしまうかもしれません そこで今日作るのが自分の行動原則です 行動原則とは迷ったときに 自分がどのように判断しどう動くかを決めておくルールのことです
第2章 行動原則は、理想ではなく行動で書く
例えば私は主体性を持って仕事をします これは目標としては良い言葉ですが 行動原則としてはまだ曖昧です 何をしたら主体性を持っていることになるのか 判断できないからです ではこう変えてみましょう 仕事を頼まれたら目的と期限を確認する 判断に迷ったら自分で調べたことと不明点を分ける 予定に遅れそうなら影響を整理して早めに相談する これなら実際の行動がイメージできます 行動原則を作るときに大切なのは いつ何をするかが分かることです すべての状況に対応できる完璧なルールである必要はありません まずは自分がよく迷う場面について行動を決めてみます
第3章 3つの場面で原則を作る
行動原則を3つの場面に分けて考えましょう 1つ目は仕事を始めるとき この場面では目的や完成条件が 曖昧なまま始めないための原則を作ります 例えば仕事を受けたら成果物と期限を確認する 2つ目は迷ったとき ここでは自分で考え 必要な相談につなげるための原則を作ります 例えば判断に迷ったら分かっていること、不明点、選択肢を整理する 3つ目は問題が起きたとき 問題を隠したり抱え込んだりしないための原則です 例えば品質や期限に影響する問題に気づいたら 影響と対応案を整理して速やかに共有する 特に安全や重大なトラブルに関わる場合は 情報を完全に整理できるまで報告を遅らせてはいけません 行動原則は自分の行動を助けるためのものです 必要な対応を妨げるほど厳密に守るものではありません
第4章 演習:自分の3つの行動原則を作る
ここで作った原則を一度見直してみましょう 例えば何でも前向きに取り組む これでは具体的にどのような行動を取るのかが分かりません 初めての仕事では最初に目的と期待される成果を確認するとすれば 行動が明確になります もう一つ困っても人に頼らない これは主体性を誤解した原則です 一人で抱え込むことで問題が大きくなるかもしれません まず自分で状況を整理し判断できないことは 適切な人に相談すると変えてみましょう 行動原則は自分を追い詰めるための厳しい規則ではありません 良い判断を繰り返しやすくするための仕組みです
第5章 行動原則を、使えるかどうか試す
原則を作ったら実際のケースに当てはめてみましょう 佐藤さんの勉強会企画に戻ります 開催まで2週間 必要な資料の一部がまだ届いていません 上司からの回答も待っている状態です あなたの行動原則ならどう動くでしょうか 問題が起きたら影響と対応案を整理して相談するという原則を作った人なら まず期限への影響を確認し 必要な判断について相談するでしょう 自分でできることを先に進めるという原則なら 未確定な内容に依存しない作業を洗い出せるかもしれません ここで重要なのは原則を機械的に当てはめないことです 例えば上司の承認前に進めてはいけない作業なら 勝手に実行してはいけません その場合は承認を得るための準備を進めることが適切です 良い行動原則は現実の仕事で使えるかを確かめながら改善していきます
第6章 7日間の実行と振り返り
これで、4つの講座を通じた学びは最後です。 主体性とは何かを理解し、自分で考える問いを学び、自分が変えられることを整理し、 行動原則を作ってきました。 でも、本当に大切なのはここからです。 作った原則を実際の仕事で一度使ってみてください。 そして、7日後に振り返りましょう。 どんな場面で使えたでしょうか 使えなかったとしたら何が障害になったでしょうか 原則を変えた方が良いところはあるでしょうか うまくいかなかったからといって自分を責める必要はありません 行動原則は一度作って完成するものではなく 経験に合わせて改善できるものです このコースの最後に覚えておいてほしいことがあります 主体性とは正解を一人で見つける力ではなく 自分で考え必要な人と関わりながら 次の一歩を選ぶ力です 明日からその一歩を始めてみてください
